水疱瘡予防接種(帯状疱疹) | |
帯状疱疹とは、たいていの方が子供のころにかかったことのある水ぼうそうが回復しても神経節に残っていて 体力の低下や過労、病気、老化などでウイルスに対抗する抗体の力が弱くなった時に、潜伏していた神経節に沿って皮膚や神経にダメージを与える病気です。 そして、神経に沿ってピリピリ、ズキズキとした痛みを伴います。 帯状疱疹の湿疹自体は、1か月程度で大体の方が治りますが、帯状疱疹後神経痛が残ってしまう後遺症があります。(すべての方に神経痛が残るわけではありません。) ワクチンには、①生ワクチンと②不活化ワクチンの二種類があります。 ①生ワクチン ウイルスの病原性を弱めたものから作られたワクチンです。皮下注射で一回で終了します。長期予防効果は不活化ワクチンに比べてやや弱いように言われています。 ②不活化ワクチン ウイルスの感染力をなくしたものや ウイルスを構成する成分の一部から作られているワクチンです。筋肉注射で通常二カ月あけて二回接種します。長期予防効果があると言われています。 |
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【費用】健康保険の適応ではないので 自費になります。 | |
8000円 (生ワクチン) 22,000円 (不活化ワクチン) |
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【予防接種の効果】 | |
予防接種をすることによって 帯状疱疹の発症率は65%にまで引き下げられている実験結果が報告されています。 帯状疱疹の発症する年代が50歳以降に多く、糖尿病、膠原病、悪性腫瘍の治療中などで 合併症があり 免疫低下のある人、ストレスを多く抱えた人には、特に予防が必要ではないかと思われます。 実際には、帯状疱疹にかかったことのある方の知り合いや 家族の方が関心を持って 予防接種を希望される場合が多いです。 一度受診をされてご相談の上予防接種をされてはいかがでしょうか。 |
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奈良市 予防接種助成について (令和6年7月1日開始予定) | |
①生ワクチン 助成額 3,000円 (1回) ②不活化ワクチン 助成額 1回あたり6,000円 (2回まで)が助成されます。当院では、上記金額を差し引いた 生ワクチン5000円 不活化ワクチンワクチン1回につき16000円となります。 対象者 1.接種当日 奈良市に住民登録がある50歳以上の方 2.過去に奈良市の帯状疱疹予防接種の費用助成を受けたことのない方 |