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医療法人・健英会
 鍜治田クリニック 
内科
消化器内科
 
奈良県奈良市北登美ヶ丘
3−12−15

0742-52-3001
院長 鍜治田英俊


急性肝炎 B型肝炎 C型肝炎 急性虫垂炎
ノロウイルス 潰瘍性大腸炎 肺炎球菌感染症 大腸がん



ノロウイルス感染経路について
   嘔吐と一日10回以上に及ぶ激しい下痢を訴えて来院される方がおられます。
ノロウィルスはその原因の1種で、短い潜伏期間、多彩な症状(下痢、嘔吐、 38度台の発熱)が特徴で、冬季嘔吐症とも呼ばれます。
ノロウィルスには、少なくとも4つの遺伝子型が存在し、特異的な抗体は6ヶ月程度しか持続せず、一度感染しても別の遺伝子型に対しては抵抗力を得ることができないため、結果的に感染しうる人が多いことになります。また有効なワクチンや抗ウィルス薬がないことも感染する人の数が多くなる原因といえます。
感染の様式は多様で糞口感染、食物や水を介する感染、動物や汚染環境のエアロゾル(空気中に浮遊する物質)による感染が報告されています。
潜伏期間は短く(多くは24時間から48時間)、わずか10-100個のウィルスで感染が成立します。またウィルスの生存期間が長く一般的な環境表面では最大1週間、冷蔵庫の食品でも最大10日間生き続けることができます。
 
 感染の拡大を防ぐには
     他者に感染しないようにするには、ノロウィルスに感染した人が十分な手洗いをすることが大切です。
触ったドアノブや、水道のカランなどを他の方が触って十分な手洗いをせずに食事をしたり、食事の用意などをする事で感染する可能性があります。
また吐物の処理が不十分であったり、汚染した衣類を一緒に洗濯機で洗ったりすると一緒に洗ったすべての衣類が汚染してしまうことになります。
集団発生を起こさないためには、手を石鹸と流水で十分に(30秒以上)洗うことが必要です。また貝類などは十分に(中心温度85度以上で1分以上の加熱が必要)加熱調理する必要があります。
吐物を処理する人は自分が感染しないように手袋とマスク、エプロンを着用し、吐物は布やペーパータオルなどで外側から内側に向けて拭い取ります。汚染した床やその周囲を、塩素系消毒液(0.1パーセント次亜塩素酸ナトリウム)を染み込ませたペーパータオルなどで覆うか浸すようにして拭きます。使った布やペーパータオルはビニール袋に入れて口を塞いで捨てます。吐物で汚れた衣類は塩素系消毒液(0.02パーセント次亜塩素酸ナトリウム)に10分間浸して消毒してから、他の衣類と分けて最後に洗濯をします。

次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、500ccペットボトルに、原液濃度が5%のばあい、@0.1%溶液:キャップ2杯(10cc)を入れてから水をいっぱい入れる、A0.02%溶液:キャップ半分程度(2cc)を入れてから水をいっぱい入れる  ことによって簡単に作ることができます。この消毒液は作り置きができないので毎日作り直すほうがいいと思います。また小さなお子さんが間違って飲んだりしないように注意して使ってください。
感染を外から持ち込まない、家族内で広げないために外出から戻ったら手洗いをし、食べ物を調理する前や食事前には必ず手洗いをする習慣をつけてください。

感染してしまったときには、特効薬はありませんが、脱水を起こさないように水分をしっかりと取ることが重要です。下痢は体からウイルスを追い出そうとする体の防御反応ですので、下痢止めなどを使って下痢を止めないようにしてください。