胃食道逆流症とは | ||||||||||
胃の内容物が食道に逆流することによって起こると考えられる【胸焼け】などの症状や、合併症を起こした病態のことを言います。 内視鏡検査で粘膜に炎症があるものを「逆流性食道炎」と言いますが 全体の70〜80%は 内視鏡でみても異常が無いにもかかわらず 胸焼けがある「非びらん性胃食道逆流症」と言われています。 胸やけなどの症状があり、仕事や勉強に集中出来ないなど、日常に支障が出ていることが注目される要因です。 |
||||||||||
胃食道逆流症の症状 | ||||||||||
胸焼け、げっぷが出る、胸の痛み、胸のつかえ感や異物感がある・・・食道付近でおこる症状 声がかすれる、中耳炎、喘息に似た咳がでる、虫歯、歯ぎしりなど・・・食道外で起こる症状 |
||||||||||
胃食道逆流症の診断と治療 | ||||||||||
まずは、食道がんなど他の病気が無いかどうか 炎症が起こっていないかの診断のため、内視鏡(胃カメラ)で観察します。 逆流性食道炎では、食道がびらん・潰瘍をつくりそれによって 貧血、出血、食道狭窄がある場合もあり まれに食道腺がんになることもあるからです。 治療は、生活習慣の改善と薬物療法が主です。消化管の運動機能改善薬や胃酸分泌抑制剤などを 症状によって処方されます。 |
||||||||||
生活指導 | ||||||||||
胃食道逆流症を引き起こしやすい食事・生活習慣 これらをなるべく避けるようにしましょう。
就寝時頭側を高くして寝る。 症状改善後も 食事や生活改善をすることによって 再発をなるべく少なくしましょう。 |